◆十六番(青空こうじ 議員) 令和四年度決算認定に賛成の立場から意見を申し上げます。
三年以上続いたコロナ禍を経て、ようやく地域の様々な活動が正常に動き出しました。同じ高齢者グループの集まりに参加しますと、知らず知らずのうちに孤立した生活が当たり前になった高齢者などは、外出や話す機会が極端に減少したことで、体力の衰えだけではなく、滑舌が悪くなり、口周りの筋肉の衰えも顕著に感じます。
そのような方々が、一日も早く気の合う仲間と元気よくおしゃべりや食事を楽しんで、地域とのつながりをつくっていただくことを、世田谷区においては、オーラルフレイル対策の知名度向上の啓発に取り組んでいただき、口や歯の健康づくりから、フレイル予防を推進していただきたいと思います。
次に、日課である朝の通学路の見守りをしているとつくづく思うのですが、コロナ禍により我慢を強いられてきた子どもたちは、学校行事やふだんの学校生活を存分に楽しんで、充実した時間を過ごしてほしいと思います。また、学校は、災害時の避難所や地域の行事などの、幅広い世代が集う、地域の絆を深める場でもあるので、学校が地域の活動拠点として一層根づいて、地域の方々に愛され続ける存在となるよう、魅力ある学校づくりをさらに進めていただくことをお願いいたします。
まずは、学校の校庭の人工芝化によって、生徒や地域の校庭利用団体の利便性向上を図っていただくこと、また、学校行事の楽しみの最たるものである修学旅行については、港区のように海外の文化に触れる機会をつくるなど、各学校が工夫を凝らして行く先を選ぶことも必要だと思います。教育委員会の積極的な学校への支援を期待しております。
最後に、本日も世田谷線に乗ってまいりましたが、玉電は、数多くある世田谷区の魅力の一つです。線路脇の小まめな草刈りや清掃と併せて、季節の花が咲き誇り、きれいな環境が整備されるよう鉄道事業者に働きかけていただくことを改めてお願いして、無所属の賛成の意見といたします。(拍手)
令和5年第3回定例議会 本会議 意見開陳
[ 令和 5年 9月 定例会-10月20日-05号 ]